茨城県地質調査業協会について

会長挨拶

会長挨拶(第40回総会)

茨城県地質調査業協会の第40回総会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
皆様のご支援とご協力により、本日の総会が開催されることができましたこと、心より感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に収束し、日常生活が戻りつつある中で、皆様の安心と活動の再開を喜ばしく思います。

しかしながら、国内外の状況は依然として不安定であり、能登半島地震などの自然災害、物価高、労働時間の規制、ウクライナ情勢、中東情勢など、私たちを取り巻く環境は予断を許さないものとなっております。これらの問題が一日も早く解決し、国内外の情勢が好転することを切に願っております。

今年は当協会の創立40周年という節目の年に当たります。これもひとえに、国や地方公共団体、民間の発注者様、各関連団体の皆様、そして当協会の会員各社の皆様のご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。

当協会は、過去40年間にわたり、県内の地質調査業の発展と県民の皆様に対する安心・安全な地盤情報の提供に努めてまいりました。その間、技術の進歩により、より確かな地盤・技術情報の提供が可能となりました。一方で、阪神淡路大震災や東日本大震災など、記録的な自然災害も経験しました。これらの経験を踏まえ、今後も地質調査業を通じて、防災・減災・災害復旧の一助となるよう、国や県との災害協定に基づき活動を行ってまいります。

また、DXやICTといった最新技術の活用も協会として知見を深めていくとともに、次世代を担う若手技術者の育成にも協会一丸となって取り組んでまいります。

令和6年5月27日
茨城県地質調査業協会
会長　海老沢　薫